みなさま
とうとう
今年
最後のパン店の日
これまで
一年間
なんとか
走り続けてこられたのは
ひとえに
いつもの
みなさまのおかげです
本当に
ありがとう
いろいろなことが
思い出されます
もちろん
わたしたちには
まだまだ
いたらないところが
たくさんあって
そのたびに
みなさまには
ご迷惑をおかけしているのです
けれども
わたしはいつも
みなさまの
やさしさに
生かされています
そんなことも
あるよ
大丈夫
わたしがなんとかしちゃるけん
と
あたたかく
寄り添ってくださる
みなさまは
わたしたちにとって
世界一の
宝物です
日本全国の
先輩やお師匠さん
後輩からも
聞かれるたびに
答えています
わたしたちにとって
なにより
自慢できるのは
もちろん
麦も
材料も
そうなのですが
やっぱり
いつもの
お客さまたちなのです
しばらく
お会いできなくても
お元気かなと
思っていると
会いにきてくださる
いつも
お会いしていても
お好みのパンを
知るたびに
また
お伝えしたいことがふえていく
こんなに
お客さまに恵まれた
パン店を
わたしはほかには知りません
月並みな言葉のなかに
深い深い
感謝を込めて
一年間
愛をもって
見守ってくださって
本当に
ありがとうございました
いよいよ
今日は
最後の日
気持ち
しゃっきり
パン
焼きます
冬の嵐
寒さのなかでは
ありますが
みなさまに
最後のごあいさつ
できますこと
楽しみに
お待ちしております