いいよ いいよ

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昨日の
日記の題名と
にているけれど
ちょっとちがう

『 いいよ いいよ 』

2015年5月に
3周年を迎え

ただいま
パン店4年生の
いちかわ製パン店

本日
日曜日をもちまして
2015年の営業
最後の日となります

一年のあいだ
みなさまには
たくさん
たくさん
足を運んでいただいて

本当に
ありがとうございました

そこで
題名の
『 いいよ いいよ 』

オーケイ オーケイ
わかった わかった
大丈夫 大丈夫

というような意味の
魔法のことば

昨日も
本日も

ありがたいことに
みなさまからのご予約
また
ご来店のお客さまが
集中しております

すこし前から
お伝えしているとおり

ご予約いただいていても
お店で売るためのパンを確保したいので

ご希望の数を
とっておくことが
難しくなってしまいました

なにしろ
作り手ひとり
売り手ひとりの
小さなパン店です

限界を超える
態勢で
走り続けておりますが

それでも
みなさまのご意向に
沿うことができず

申し訳ない思いです

おとといの夜も
長男と
ご予約のパンの
集計作業をしながら

苦渋の選択の
連続でした

ご所望のパンは
ご希望の数
とっておきたい

でも

朝早く
まだ暗いうち
何十分 何時間もかけて
遠くから
ご来店くださり

「予約するのは気が引けるから・・・」

寒い中
一時間も待ってくださっている
お客さまも
たくさんいる

一日のうち
朝早くから並んでくれて
他のかたに遠慮しながら
パンを選んでくださって
「忙しいだろうから
 お昼からもう一度とりにくるけん!」

二度もご来店くださるお客さま

三日間連続で
ご来店くださったのに
パンが売り切れで買えず
それでも
ご予約は遠慮して
「いいよいいよ あるものを買うから!」
といってくださるかた

たくさんのお客さまの
さまざまな想い

きちんと
思い浮かべながら

やっとのことで
数の配分を決め

いざ
当日

何点か
ご予約が
叶わなかったお詫びをすると

そうです

ほとんどのお客さまが
『 いいよいいよ 』

許してくださるのです

「他の人もほしいもんね」
「ちょっと多く頼んじゃったからね」
「大丈夫 他のたべものでなんとかなるわ」
「ごめんね 悩ませちゃって」
「朝早く来んかったけ当然だよね」
「これだけでも とっておいてくれてよかったー」

などなど・・・

小規模パン店で
ご迷惑をおかけしているのは
こちらのほうなのに

みなさまに
「許して」いただいて
本当に
ほっとする瞬間です

ごめんなさい
でも
わかってくださって
ありがとうございます

じつは
昨日

「許してもらえなく」て
苦しい思いを
しました
(パンのことではないのですが)

今も
心の中に
小さな石になって
残っています

わたしが
みなさまに
「許して」いただいているのは

ちょっと
特別な魔法

みなさまの
魔法の力が
わたしを支えてくれています

今日
最後の一日も

精一杯
奔走します

今年最後に
やさしい
みなさまに
会いたい

ご来店
こころから
お待ちしております

みんな
みんな

ありがとう

追伸

今日は
なんと

一年間の充電が
おおかた尽きそうな
職人(昨日誕生日)が

ちょっとがんばって
リストには無い
秘密の人気パンを数種
焼く予定です

ふふふふ
お楽しみに

(くるみしっとり食パン 350円
 船乗りのパン 320円
 りんごとチョコのスコーン 210円)